VAGA BOND(放浪者、漂泊者)バガボンド

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原作:吉川英治『宮本武蔵』

  • 「宮本武蔵」は知っていたけど
    バガボンド』というタイトルに
    興味を引かれました。
    • しばらくは「バカ」と勘違いの私(笑)
  • 百姓やってる武蔵なんて見たくない
    と思うかもしれません・・が
    こんな武蔵もあったのです。
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1600年10月『関ヶ原の戦い』

戦国の世から江戸期へと変わる武士(もののふ)達の天下分け目。

主戦場の「関ヶ原」は呆気ないほど、一日余りで決着しましたが
日本全国各地に波及した戦闘や残党狩りなどの余波
は凄まじいモノだったようです。

そして「剣の時代が終わって行く」大転換期の娑婆に

弱冠17、8の新免武蔵(しんめんたけぞう)がいた。

幼馴染の又八(またはち)に誘われ、宮本村を捨て、立身出世を胸に
「関ヶ原」に挑むが、邪剣(じゃけん)にされ、夢かなわず・・・

新免無二斎(しんめんむにさい)という武芸者の子

として生まれたものの、母しらず、人の温もり知らずに育ち、体力、腕力、
凶暴性を持て余していた。
「生きる意味など、クソ食らえ」と気が狂わんばかりに、もがくタケゾウ

しかし、沢庵宗彭(たくあん そうほう)との出会いが、以後の人生を変えて行く

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  • 自身の存在を認めてくれた
    沢庵和尚
  • 幼馴染の「又八(またはち)」
    と母親の「お杉オババ
  • 終生想いを寄せた「おつう
  • 武蔵の弟子を名乗る「城太郎(じょうたろう)」
    ・・などなど

剣に生きる志を立て
天下無双を目指し
流浪の旅に出た
「宮本武蔵(むさし)」

修羅場だらけの「刀(かたな)気違い」の道 とも言えますが

その情景描写の一コマ一コマが臨場感溢れ、生々しいのです。

天下無双」・・唯一無二・・オンリーワンってなんだよ?

こんな問いかけと共に、引かれる様に出会い

  • 最後には巌流島で戦う「佐々木小次郎」はもちろんのこと
  • 70人斬りという、凄絶な吉岡一門との死闘・・その他
  • 武蔵と関わる複数の武芸者
  • 刀磨の名門「本阿弥家(ほんあみけ)」や
  • 武蔵を助けてくれた「名も無き様々な人」などなど。

思うに、このマンガで描かれる武蔵は、ちっともかっこ良くないんです(笑)
晩年は、それなりに格好がついたようですが

野獣のような剣と、内面で、のた打ち回るムサシ

実は、それに心を刺激され、一気に読み進めたのですが、あなたはどうでしょう?

圧倒的な絵力(えじから)・・大胆で繊細な生々しさ

毛筆描写の漫画とは!驚きです

それにしてもこの漫画は
「一コマ、一コマ」が頭に焼き付くような
また静止画なのに、まるで動的なスピード感
そんなものを凄く感じます。

特に、一太刀、一瞬で勝負が決まる、斬り合い場面がそうです。
(もちろん、他の漫画家の作品もそうですが)

それってなんだろう?

画力(がりょく)それとも絵力(えじから)でしょうか?

今思えば、たかが高校生のバスケット物語でしかないのに、一気に読み漁った前作
スラムダンク』もそうでした。

中古本ですが、安いので、こちらのサイトがオススメです

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「画家」が「漫画家」になった方、と言った方が正解かも?

それを感じられるのが、マンガ本とは別に開催された「最後のマンガ展